イームズ夫妻デザインによるハーマンミラー社のDCM(Diig Chair o Metal Base)です。ラベルは現存しませんが、1950年代初頭から中頃までに貼られていたラベルの痕(写真8)があります。また、脚先の特徴から1950年代中頃に製造されていた製品です。【サイズ】W:52cm, D:47cm, H:75cm (座面:45cm)【特記】座面や背に傷や端部に軽い欠け(写真2, 3)が見られます。また、ベースの金属に塗装の剥がれやサビの付着があります。脚先とボルトと座面裏のショックマウントは交換されていますので、当時のものではありません。ボルトの穴の劣化が原因で、座面裏の2ヶ所のショックマウントのボルトを最後まで締めることができません(写真9、手前の左右)。座るのには支障はありませんが、一方に体重をかけると座面が少しだけ持ち上がります。ショックマウントを交換すれば是正されると思います。